903: 名無しさん@おーぷん 2014/10/06(月)20:55:15 ID:???
先日姪がプリキュアを一緒に見ようと言ってきて、一緒に見て思い出した事。
10年ぐらい前の話しなうえ、兄の体験談なので又聞きになるので変なところがあるかもしれない。

兄が昔バイトしていた小さな定食屋なんだが、昼過ぎに出前もやってる。
家族でもたまに食べに行くし、店主も奥さんも良い人で、それなりに安くてうまい。
そこに頻繁に、と言っても週に一度ぐらいなんだが、決まって出前を頼むおばあさんが居た。
何でも息子夫婦と同居しているんだが、奥さんが一日中出掛けなくてはならない日が月に何日かあって、そう言う日に出前を頼んでたんだとか。



スポンサーリンク

で、兄や他のバイト仲間が出前に行くんだが、毎回毎回受け取るときにやれ昨日はご飯が硬いとか、味付けが濃い年寄りに何食わせるんだとか、そんな文句を言ってくる。
バイトが店主や店主の奥さんにそれを伝えて、店主も客だからとそれに会わせようとするんだが、ご飯を少し柔らかくしたら今度はご飯が柔らかい、味付けを薄くしたら味がしないと毎回文句を言ってくる。
それだけならただの煩いババアですむんだけど、どんどんエスカレートして、最初はバイトが「ごめんなさい、店主に伝えます」と言えば帰れたんだが、次第に食器回収の時に待ち構えて居るようになり、しまいには謝って帰ろうとするバイトの腕を掴んで「まだ終わってない」と、一時間ぐらい文句を言うようになった。
それまでは昼時とか時間がかぶる時間帯はメニューが被ったり家が近かったりすると一人が二三件に出前を届けたりしてたんだけど、そうなるとばあさんのせいで他の家に届けるのが遅れる。だからばあさんの家を最後にすると今度は遅いと文句が追加され…
ばあさんちへの出前が罰ゲームになって、バイトが何人かやめるようになって、兄もやめた。遂に店主が切れて、ばあさんからの出前の注文に
「ウチではどんなに努力してもお口に合うものが作れないので注文は遠慮して欲しい」と電話口で言ってしまった。
それから何回か電話来たけど、同じ事言って拒否。それから一月ほどして、ばあさんの息子の奥さんからばあさんがストレスで倒れたと店主に連絡があった。

なんでもばあさん、旦那が転勤で見ず知らずの土地に引っ越してきて、旦那はそこで定年まで勤めて退職後数年で亡くなり、息子夫婦がばあさんの家の近くに転勤する際にばあさんを誘って同居。
でもばあさん、50過ぎてからの引越しで友達も作れず、息子夫婦はたまに一日中居ない。
息子夫婦が不妊で孫も居なくて、さびしかったから出前を届けに来るバイトと話しているのが本当に楽しかった、家では出前はいつも美味しいと感謝していた、素直になれなかっただけで反省してるから許してやって欲しいと。
店主はじゃあお見舞いに行きましょうと言って休みの日にばあさんに会いに行って
「あんたのせいで有望・有能なバイトが何人もやめてしまって計り知れない損害が出ている」と文句を言ったらばあさん、素直になれないから「それが客に言う言葉か」と返してしまい、店主は「いや、店に損害を出す奴は敵だよ」と言って、帰ってしまった。
これが10年ほど前。

最近兄が店主に会った時に思い出話になって、そのばあさんの話題になったんだが、ばあさん、あの後元気になってまた注文の電話がかかって来るようになったんだが「お口にあうものを作れない〜」でいつもガチャギリしてるんだとか。
店主いわく「あのばあさんに迷惑掛けられた年数×ばあさんのせいでやめたバイトの人数であと15年は注文受けてやんね、まあ、15年立つ前にばあさんがくたばるか俺が店畳むけどな」とのこと。
また「一言でもバイトをねぎらう言葉掛けてりゃ半分はやめなかったのにな」とも。

俺も人に素直じゃないと良く言われるけど、お礼だけは素直に言おうと思った。

引用元: 今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験3度目