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1: キチママ 2014-09-02 23:56:11
俺が中学に入学して、1週間経ったかどうかって頃の話。
学校にも慣れてきた頃だったが、突然隣の席の女(A子)に、ペンで肩をトントンされた。何かと思って見たら、1枚のメモ紙を差し出している。そこには「好きな人いるから、ゴメン」と書かれていた。
「…何の話?」と言うしかなかった。A子と俺は小学校が違う。入学するまで知り合いでも何でもなかった。しかもそれまでは、朝の挨拶ぐらいしか会話した事は無かった。
A子は「だから…書いてある通りだから」と、すぐメモを引っ込めてしまい、そのまま教室を出て行った。

その頃は学校が忙しかったし、そんな事はすぐ忘れたんだが…それから3日ぐらいして、またメモを差し出してきた。



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「俺くんへ。私は他の男子に告白されていますし、あなたの気持には応えられません」と書かれている。
「あの、一体何なわけ?」流石にイラッときたので、少々怒った声で言わせてもらったが、奴は「だからもう手紙なんかよこさないで」とほざく。
「手紙って?俺はそんなの知らないって」と言ったが、そいつは「とぼけて…」とか言って、また立ち去って行った。
2: キチママ 2014-09-02 23:57:05
それから、奴はもう俺に直接声をかけなくなったが、自分の席で他の女子と話している時など、度々俺の方をチラ見しては「あいつしつこいんだ」とかなんとか言っている。
そんな事が何回か続いたので、昼休みに担任に立ち会ってもらった上で尋問した。担任は30ぐらいの女だが、生徒との打ち解けが速かったし、A子とも仲良く喋っていた事もあった。
「言いたい事があるならはっきり言ってくれ。手紙なんか知らないぞ」→「あんなにしつこくよこしといて、今更しらばっくれて」→「俺がラブレターでも出したってのか?じゃあその手紙を見せてみろよ」→「とっくに捨てた」
そこで俺は自分のノートを見せた。俺は小1の頃に事故で利き腕を骨折した事があり、古代文字みたいな下手な字しか書けない。
「俺の字はこの通りだから、一目でわかるはずだ。小学校が一緒だった奴らも俺の字の酷さは知っているから、確かめてくれたって良い」と言った。奴はしばらく硬直していたが、担任に「本当にこの字だったの、A子ちゃん?」と尋ねられると、「ごまかして…」とか呟き、逃げて行った。

それからA子は、俺を一方的に敵と見なし、事あるごとに陰口を叩くようになった。手紙の事にこそもう触れなくなったが、俺が授業で質問に正解すれば「まぐれまぐれ」と聞えよがしに呟き、間違えれば露骨に吹き出す。
俺は趣味が読書で、いつも席で本を読んでるインドア派だって事もあったけど、とにかく俺を舐めていたんだろう。そんなこんなで、俺もストレスが溜まって行き…遂に学校に、ある物を持って行った。

3: キチママ 2014-09-02 23:57:46
その日も、奴は授業中に例によって俺への嫌味を言った。俺は次の瞬間、鞄からそれ…何年か前に駄菓子屋で買った銀玉鉄砲を取り出し、奴の広めのデコ目掛けて至近距離で撃った。あれって近くで撃たれると痛いんだよなー。
驚いて椅子ごとひっくり返ったA子の顔面に、俺は容赦なく連射を続けた。目に入ったら危なかったかもしれないが、そんな事も気にしなかった。とにかくこいつが、憎かった。
教師に取り押さえられたが、最後に俺は、A子の腹を思いっ切り踏み付けた。いっそガキを産めない体になっちまえとすら思ったね。
俺はこれらの行動を無言で行ったが、後で同級生に聞いたら、俺は口元が笑っていたらしい。まるでバイオレンス小説だが、本当にそうだったそうだ。俺はフィクションはまるで読まなかったんだけどなあ…。

以来、席替えがあった事もあって、A子は流石に大人しくなったが、それでも廊下などですれ違う時は嫌味を言ってきた。だが俺も「そんなだから偽手紙に騙されるんだよ」「偽手紙に騙される程度の頭しかないくせに」と、大声で怒鳴り返すようになった。

結局、その偽手紙を誰が出していたのかは分からずじまい。
それにA子は彼氏がいると言っていたけど、俺は別に誰にも復讐されなかったから、本当にいたのかどうかもわからない。まあ俺に腹を踏まれたショックで漏らしたらしいから、そんな女は捨てたのかも知れんがね。顔も成績も悪くはなかったんだけどな。
この前A子が事故で死んだって聞いたんで、ふと思い出したのよ。

引用元:キチネタ募集!
http://kitimonogatari.com/archives/35272781.html


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